2013年7月2日火曜日

航空気象観測訓練

昨日は航空機向けの気象観測の勉強のために羽田空港にある、
気象庁の東京航空地方気象台に行ってきました。
気象台の入っているビルはSKY MARKの駐機するスペースの目の前にあって、窓からは飛行機が見えます。
ここは飛行機のパイロットのための気象観測や天気予報をやっている、特殊な気象台です。観測結果や飛行場のピンポイント予報は、例えば以下のようなウェブサイトで公開されています。
東京/羽田 の METARとTAF

南極ではヘリコプターによる物資輸送や人員輸送のために
航空機が来ることがあり、そのパイロットに気象担当は観測結果などの
情報を伝えます。
そこで、航空機専用の観測や予報の勉強のために、羽田に行って勉強してきました。

雲の観測自体は気象台で何年か経験があるのですが、
飛行機向けの雲観測はそれとは若干異なる部分があって、
新たに覚えなくてはいけないことがいくつかありました。
南極に出発する前までに、少し練習しておかないといけません。


折角の機会なので、観測をやっている現場を見学させてもらいました。
ここでは2人体制で24時間、30分ごとに観測結果を発表しています。
やはり日本で一番大きな空港は忙しいらしく、
厳しい訓練を受けて認められた人しか、ここで働くことはできないそうです。
通常、一つの滑走路に対して観測機器は予備も含めて2つ以上設置してありますが、羽田空港は4本の滑走路があるので、たくさんの観測器が設置してあります。
風の大きさや向きも空港の中でも場所によって若干違うのが面白いです。
羽田空港にはドップラーライダーという風の状態を詳しく調べる機械が特別に配備されています。こちらはその画像。こういうデータをもとに飛行機が安全に離発着できるように支援しているそうです。






最後に、こぼれ話を。
羽田空港の第一ターミナルを歩いていたら、こんな案内板を見つけました。
「航空神社」??
「航空界発展の礎となられた諸々の御霊」を祀っているみたいです。

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