2013年5月5日日曜日

石橋を叩けば渡れない〜西堀榮三郎を訪ねて〜

突然ですが、西堀榮三郎という方をご存知でしょうか。

恥ずかしながら、私はつい数ヶ月前までこの方の存在を知りませんでした。
技術者、探検家として活躍された方で、学生時代からから数々の山に登頂され、
最終的にヒマラヤなどの登山隊の隊長をされた経験があるそうです。


この方は、日本が初めて南極観測を行うことになった1956/57年、それまでの経験を評価され、
南極越冬隊の隊長として抜擢されました。
南極に行って越冬を行い、継続した観測をする必要を訴えたのは、この西堀榮三郎だそうです。
その意味では日本の南極観測の基礎を築いたと言えます。
西堀が主張しなければ、日本は南極で越冬観測を行うこともなく、オゾンホールなどの環境問題の
発見も幻だったかもしれません。



西堀榮三郎の祖父は滋賀県東近江市出身で、榮三郎自身もゆかりがあったため、
この地に「西堀榮三郎記念 探検の殿堂」という記念館が作られました。


近江鉄道の八日市駅からバスで20分と、アクセスは悪いのが難点ですが、
西堀の少年時代から登山家としての学生時代、真空管開発に懸けた技術者人生、
そして南極からヒマラヤへと至る探検家人生を知ることができました。


西堀は色々な言葉を残していますが、この記念館で
石橋を叩けば渡れない
という言葉に出会いました。

どんなことにも「最初」がある。石橋を叩いてばかりでは結局「進歩」はやってこない。
恐れてばかりいないで、思い切って前に進め、という趣旨だと思います。


こういう思いがあったから、最初の越冬観測は成功を収め、日本は世界に誇る南極観測を
今まで継続できているのかと思います。
是非、私たちもこの思いを大切にして南極に行けたらと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿